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漢方内科担当医表
受付時間と診療時間
受付時間:午前診:午前8時~12時まで
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松岡 敏昭
非常勤医
医師の紹介
Topics
◆漢方薬の予備知識:
公文病院・漢方外来 松岡 敏昭
漢方薬は、その名前の通り中国の漢の時代(二千年前)に既に使われていたもので、現在ツムラの漢方エキス剤128種類の半数近くが、当時の処方のまま使われているのも驚きです。
以下、漢方薬やその治療法の特徴が、少しでもお分かり頂ければ幸いです。
- 薬の成分、効果や副作用は?
西洋薬(今の薬)は、有効な1個の化学物質を人口的に合成したものです。
従って、シャープで効きが速いかわりに、人によっては副作用も出やすいという両面を持っています。
一方、漢方薬は、草木や根などから作られる生薬(しょうやく)を目的に合わせてより効果が出るように、また副作用が少ないように何種類も組み合わされています。
そのため「漢方薬は副作用がない」とよく言われますが、実際、副作用が出ることもあります。
さらに「漢方は効きが遅い」と思われがちですが、効くときは今の薬と変わらない、と個人的には経験的に実感しています。
2) 治療の方法は?
現在の医学は、いろいろな検査結果の「病名」が分かると、治療法が決まっており、老若男女を問わず、所定の西洋薬を量的に加減していくという方法です。
漢方では、患者さんが今困っている症状の治療と、それを引き起こしている体の中の異変や体質改善することを合わせて、漢方理論の考え方で漢方薬を選んでいきます。その際、問診票や、舌や脈を診たりお腹を触ったりして得られる体質も参考にします。
3) 治療の目的は?
現在の医学は、診断基準が決まっているために、例えば、検査に異常がないのに体調がよくない場合、治療手段がないことがあります。また、病気が慢性化して長引くような場合や、従来の治療のみでは効果がすくない場合などで、漢方薬はそれらを補完する可能性があります。もちろん、風邪などいろいろ、漢方薬のみで効果を上げることも出来ます。
【具体的には、次のような方に漢方薬がおすすめ】
口内炎、便秘、下痢、冷え性、生理痛、生理不順、更年期障害、風邪、病後の疲労回復、虚弱体質、アトピー性皮膚炎、ニキビ、皮膚乾燥、花粉症、アレルギー性鼻炎、腰痛、膝痛、がん治療後の体質改善や再発予防、高齢者の老化にともなう諸症状、検査では異常が見つからず体調のすぐれない方、その他
※当院では、漢方エキス製剤(煎じ薬を濃縮して乾燥させた粉末や顆粒)のみの治療です。